2001年9月5日更新
あなたは人目の観客です。
草加でミニシアターを楽しむ会を一緒に作りませんか? 
1本の映画には夢や希望とはかりしれない感動がたくさんつまっています。私達は映画「ブラス!」の映画を上映を機会に、一般の映画館ではなかなか観ることのできない良い作品を草加で私達の手で自主的に上映できる映画サークルの会員を募集しています。
第1回上映作品 ブラス
第2回上映作品 ユキエ
第3回上映作品 マイフレンドメモリー
第4回上映作品 變臉
第5回上映作品 ライフイズ・ビューティフル
第6回上映作品 ナビィの恋
第8回上映作品 運動会と赤い金魚
 
上映日11月29日(木) 草加市東口アコスホールで上映
開映:午後2時(1回目)、7時(2回目)
8月のクリスマス

本作は、ひとりの青年の青年の日常生活を淡々と描いたドラマです。父や妹や友人たちとの代わり映えのしない日々…。ふと出会った可愛い女の子に、淡い恋心を描いたり。平々凡々とした日常生活が、まさにホームドラマのように描かれていきます。ただし本作には一つ平凡でない事態が捉えられています。それは主人公の青年は、もうすぐ死ぬということです。それを主人公もその家族も、一緒に騒いでいる友人たちも知っているのです。死という冷酷無情な事実を前に、人はどうやって生きていくのか。死を自覚した時、まだ生の余韻がこちらにあったにしても、人は彼岸への旅立ちを始めているのかもしれません。死へのカウントダウンに入った青年の目は、この世の出来事のひとつひとつを舐めるように見る。父や友人たちとの何気なく些細な言葉のやり取りが、そのまま生きている証しとなる。事件らしい事件のない平凡な生活の隅々にまで、みんな命の輝きが満ちていたとは。主人公とともに日常生活を楽しんでいるいくうちに、見ているこちらもふと胸を締めつけられるような感動に襲われます。それは本作にあるのは、死を自覚した苦悩ではなく、死が目前だからこそ知った命の美しさ、生きる歓びだからです。



主人公のジョンウォンは、ソウルの片隅でみすぽらしい写真館を経営している。写真館にはうるさいおばさんの客もいれば、近所の子供が憧れの女の子の写真を持っ来ることもあり、葬式ようの写真を撮ってやることもある。相手がどんな客だろうと、その写真には、必ず命の輝きが刻印されている。それを焼き付け、引き伸ばす仕事は、生きる時間の限られている彼にとって、ひときわ重要な作業となっていた。そんなある日、交通課に勤務する若い婦人警官タリムが、駐車違反の写真の現像を頼みにやって来る。彼に気があるのか、やがて毎日顔を見せるようになり、ジョンウォンも可愛くてきらきらと輝いている彼女に惹かれていく。だが、この恋が叶わないことは、誰よりも彼が一番良く知っていた。近づく死。自分で自分の葬式のための肖像写真を撮るジョンウォン。彼の顔には、不思議なほど穏やかな微笑みが浮かんでいた。
前売鑑賞券/一般1000円(当日券1200円)学生1000円(当日券900円)シニア券1000円
前売り券はイトーヨーカドー草加店1階サービスカウンター
  
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問い合わせ
草加でミニシアターを楽しむ会 
〒340 草加市住吉1-13-33 TEL (夜間) FAX 
代表 浅井祐子