第2部 実践あれこれ 〜こんなことやってきました〜 | |||||||||
授業づくり | |||||||||
私たちが授業づくりをする時には、子どもが自ら「もっと学びたい!」と思えるような授業を展開していきたいと考えています。ですから、子どもたちの興味関心を見つけ、そこに成長への願いを込めて授業を組織してきました。 授業の中には、子どもの発達に必要な課題をちりばめ、その子が自ら判断して身に付けていくことを大切にし、できるだけ子どもたちが自分でつかみ取れるようにしています。ですから、その授業の内容や展開によっては、椅子に座って机に向かうという固定的なスタイルにとらわれることなく取り組むことも多いです。 さらに、学校だからこその「集団」を大切にした授業を展開してきました。そこでは一人ひとりが個人的に学ぶだけではなく、お互いがぶつかり関わり合って成長していくような授業づくりをしてきました。学校から社会に出て行くことを見通した時、やはり集団の力(集団につながる力)はどうしても欠かせないものと考えます。人は一人では生きていけないのです。仲間と共に楽しく学び成長していってほしいです。 また、私たちの授業では、「あそび」という形態を使うことも多いです。「遊ぶことは学校ですることではない」という考えもあるようですが、授業を組織する中で「あそび」という形態は子どもにとって意欲的な活動につながることが多いと、実践に取り組む中で感じています。 各学校とも教育活動の全体をみてみると、大きな違いはありません。どこでも交流教育があり、教科教育があり、遊び活動があり、行事があり・・・と、ひととおりのことは行われています。 さらにどの活動に重点をおいて指導しているかという細かな時間配分、内容をみていくと、その学校や学部などの特色がみえてくることになります。 どの学校もそれぞれの活動に精一杯取り組んでいると思います。その中でもこれらは指導上欠かせないと、私たちが大切にしている取り組みが「小高集会」、「教科」、「クラス」の3つです。 教育実践においてこれら『3つの取り組み』は、互いに深く関連しながら個々の力を伸ばしていくことになります。どれもが欠かせない大切な取り組みなのです。 次から紹介する活動は、まず「小高集会」からとします。ここには、私たちが積み重ねてきたポイントとなる考えや工夫が集積されているからです。次に、日常的に行なわれている「教科」そして、「クラスの取り組み」の項としました。 |
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