(3)追いかけっこ 〜ハラハラドキドキ楽しいな〜
実践編 「狼なんか怖くない」
<内容>
「赤頭巾ちゃん」のお話をモチーフにしましたた。キャラクターの狼に注目して追いかけっこをしたり、やりとりを楽しんでいきます。お話のわからない子も雰囲気を感じて、みんな一緒に輪の中で楽しんでいってほしいです。そして、場面ごとに感じたことを表現してほしいと思っています。初めのうちは、狼が怖いことを伝えるために「キャー!狼が来たわ!!みんな、逃げましょう」とスタートさせ、そこへ狼が登場するという流れで活動を始めました。何回か活動しイメージがもてたところで、おばあさんの家へ行くように話を続けていきました。子どもたちの様子にあわせ、お話を作っていくと良いと思います。
<設定> 

<準備物>赤頭巾ちゃん衣装、狼衣装、赤頭巾マーク(安全地帯)、狼マーク(とらわれる場所)
平均台など(とらわれる場所)
<係分担>赤頭巾ちゃん(1人)、狼(2〜3人:より子どもにせまるため)、
<流れ>
「こんにちは、赤頭巾ちゃんよ。みんなでおばあさんの家へ行きましょう。でも途中、 怖い狼に気をつけてね。」とみんなを誘って出かけます。

おばあさんの家をめざして、みんなで楽しく歩きます。

ところが・・・狼が登場です。みんなは捕まらないように逃げます。

しばら逃げるうちに、赤頭巾ちゃんが「こっちよ!」 と、安全な場所(緞帳が閉まったステージ中)に案内してくれます。みんなで、そこに集まります。


「みんないるかしら?」あたりを見回していると、どこからか泣き声(つかまっている子への支援をする教員もいる)が・・・
(緞帳が開く)どうやら逃げ遅れ、つかまってしまった子もいるようです。逃げ遅れた子は、狼の家に連れて行かれ捕われの身に・・・。「どいつから食べるかな!」お友達は  今にも食べられてしまいそうです。
 そうか、狼はお腹がすいているんだね。どうしよう?・・・。そうだ!おばあさんに持っていく果物をあげて、なんとか友達を助けよう。怖いけれど、勇気をふり絞って狼に果物をあげに行きます。捕まっている子にも果物を渡し、狼にあげるようにします。


すきを見てうまく逃げる子もいますが、果物を食べた狼は「今回は、逃がしてやろう」と許してくれます。みんなで安全な場所(緞帳をしめてステージ中)に戻り、全員の無事を確認。よかったね。
 そのうちに狼はいなくなります。そこで、みんなでまたおばあさんの家を目指すことにしました。(練り歩く)ところが、まだ食べたりなかった狼が登場。満足するまで、これまでのやりとりが繰り返されます。

お腹がいっぱいになった狼を誘って、ダンスをします。みんなで仲良くなって良かったね。


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