参考2 発達段階ごとの実態のおさえ
(4)りんご
 言葉で期待をもつことができるグループ。
  お話など全体を見通して楽しめる。言葉も含め伝える表現方法は未熟だが、相手とのやりとりが楽しめ、よく考えて答えること ができる。
 仲間とのやりとりも楽しめるようになってくる。
▲興味の示し方
  
くり返すことや大人の手助けによっては、新しいものや珍しいものに興味を示すことがある
提示の仕方によっては、持続することもある
  ↓
興味の対象が広がり、とくに新しいものや珍しいものに興味を示すが持続しない
  ↓
色々な物に興味をもち、ごっこ遊びなど自ら発展できる
▲道具の使い方

常的に使う道具は、それらしく使える
  ↓
身近な道具に関心をもち、使い方がわかる  
使える道具が広がってきているが、両手を使った作業は難しい
  ↓
道具を工夫して使おうとする
▲大人・仲間との関係
  (気持ちの育ち) 
模倣の種類が増え、すぐに真似できる
大人へは自分から関わることが多いが、子ども同士の関わり、 関心は少ない
  ↓
特定の友だちに興味、関心を示し、自分から関わることもある
大人が入らないと、遊びが発展しない
  ↓
教師の指示を理解し、活動することができる
友だち同士で遊べる
クラスの中でリーダー的役割として、関わることができる
▲要求の出し方
  (受け止め方)

 
やってほしいことや伝えたいこと等を、指さし、手さし、発声、手を引くなとで伝えようとする
楽しかったことは、何度もくり返し要求する
  ↓
指さし、抑揚のある発声、こと ばなどで要求を伝えるが、行動で示すことが多い
「はい」「いいえ」の意思を、ことばや動作で伝える
  ↓
助詞を使い、二語文以上で要求を伝える
会話が成立する
「なんで」とか「どうして」と聞く
「〜だけれど〜する」ことが、 できはじめる
▲見通し、ことばの理解 「○○を持ってくる」程度の目的をもった行き戻り活動が、一人できる
日常的な聞きことばの理解はある
  ↓
一日の大まかな流れの見通しがもて、ことばかけがあれば活動できる
具体物があれば、目的を果たして帰ってくることができる
日常的なことばの指示がわかる
  ↓
話を聞いて一日の見通しがもて活動できる  
前日に経験したことを思い出したり、明日に期待をもつことができる
簡単な話を聞いて内容をイメージできる

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