課題別の取り組みで大切にしていること
(2)み か ん(1歳前後)
 ふたつの動作の総合的な活動は難しいが、動作面ではやればたいていの事はできる器用さがみられるグループ。
 エルネギッシュで自分のやりたい事が先行してしまいその思いを相手に強く出し続ける子たちと、消極的で相手に要求をなかなか出そうとしない子たちが混在している。
 設定された課題に気持ちを向けるまでに時間がかかる。興味の広がりに弱さがあり楽しいという気持 ちよりやらされている気持ちになりがちで 持続しにくい。
 しかし、1対1でじっくり関わることを頼りに、心の支えをつくることを通して頑張ることができる。   
あいさつ
  発声や模倣への力を
             育てること  


◎名前を呼ばれたことに応える形での発声を促す
  →離れたところから呼んで返事ができれば次へ
◎これからはじまることを意識する 

                       
手遊び
    発声や模倣への力を
              育てること

◎期待感が育って『やって』の要求の動作がでる
  ように。言葉や発声につながれば
◎模倣もねらっている
 →言葉に関連していく
信頼関係から出ている声なので、関わりを充分に
 とりながら声をださせたい  

素材遊び・感触遊び
 手の操作性を拡げていくこと



◎いろいろな素材に触れられる手をつくる
これは好き、これは嫌いでもいいと思う
◎イメ−ジをもてるように  

道具あそび
 手の操作性を拡げていくこと


◎作ったもので遊ぶということは難しい。
 日常的に使っている本物をつかってあそぶ
◎下手ながらある程度の使い方を知る
◎いろいろな道具の使い方を知る
◎楽しめる流れの中でそのものを楽しみ、手を
 たくさん動かす

           
ゆさぶり
  楽しい遊びとしてのコミュニ
              ケーション

◎「もっとやって」の要求を出させてたい
◎人ととの関わりの基礎づくりをする
  →言葉につながる  
遊びを自分ひとりでひろげていけないから、
 ゆさぶりを多くする。遊びが拡がればゆさぶりは
 しなくなる 
 →道具(乗りもの)を使った遊びに発展させる          

おはなし
 好きな場面をつくる

◎集中して見る力を伸ばす。
  (音楽、動き、光の工夫。好きなもの、生活に
   密着したものから)
楽しんでほしい  
見通し
(流れのある遊び・お話遊び・劇遊びなど)
  場面の区切りに気づき、次の
  行動にうつす
  好きな場面をつくる

◎少し先のことがわかり主体的に自分から動いて
  欲しい。動くことで「表現する」
◎少しの手がかりを通して、次の活動を思いだし、
  自分から次の場面に移る
大道具
演出

◎他者を見る力(指さし先を見る力)が十分必要
◎イメ−ジづくりの努力をつづける 
みたて・つもり・ごっこ (発達段階として課題にあわない)
リズム運動  
◎曲を聞いて判断する
◎模倣をねらっている
全体を通して 声かけがとぎれると、活動もとぎれてしまいがち。
なかな楽しさが拡がらない。しかし、1対1であれば、
集中する力があるので、そこに依拠して伸ばしていく

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