課題別の取り組みで大切にしていること
(4)り ん ご(1歳半前後〜)
 言葉で期待をもつことができるグループ。
  お話など全体を見通して楽しめる。言葉も含め伝える表現方法は未熟だが、相手とのやりとりが楽しめ、よく考えて答えること ができる。
 仲間とのやりとりも楽しめるようになってくる。
あいさつ
  人に伝えるものとしての
       ことばを意識すること
   


◎発声発語を課題の中心として意識していく
◎自分を表現する  
                       
手遊び  (他にもっと課題がある)
素材遊び・感触遊び (この課題の弱さを残している子もいるが、
 グループとしてはこの段階は卒業)
道具あそび 
 表現の手段として目的的に
             使えること   

◎イメ−ジしたことを表現する手段につながって
 ほしい
遊びではなく、目的的に道具を使ってほしい
手指の操作性がまだ不十分で、課題をひきずって
 いたり、苦手意識をもっている子が多いので、
 目的を充分にもたせて取り組んだり、表現する
 手がかりが必要
    ex.顔パーツ利用、半分手伝う  

ゆさぶり
  人に伝えるものとしての
        ことばを意識すること

◎「ことば」でのゆさぶりで、意欲、 要求、期待に
 つなげたい
体のゆさぶりはしていないが、「ことば」での
 ゆさぶりはどの場面でも大切にしている    


おはなし
 ことばを媒介にして全体を
             見通すこと

◎絵を見たり、話を聞き、創造力豊かにイメ−ジを
  ふくらませる
  (絵本のように動かないものでも楽しめる)
◎ことばで次の展開が期待できる力を育てたい
◎話を手助けにしてお話がわかり、さらに言葉の
 理解につながっていく
お話を聞くことを大切にしている
とても楽しく聞いている
ペ−ジの半分も文がある絵本だと難しい

見通し
(流れのある遊び・お話遊び・劇遊びなど)
 ことばを媒介にして
      イメージする力をつける
 イメージすることからことば
              へつなげる

◎全体の流れがわかって、そのうえで自分の
  役割ができる
◎流れに合った自分なりの表現ができる
◎簡単なせりふが言える
◎役割の違いが分かり、どの役でもイメ−ジが
  持てる
◎やり取りができる
一般的にいう「劇」ではない。演じるというよりも、
 見立て、つもりの力(イメージ)をより伸ばす取り組   み      

 
みたて・つもり・ごっこ
 ことばを媒介にして
      イメージする力をつける
 イメージすることからことば
              へつなげる

◎活動する中でやり取りの力(人との関わり)や
  表現する力、見通しの力を育てることも大切に
  している
生活に密着したことを通して、みたてたり、
 つもりになって展開することを「ごっこ遊び」と
 いっている。 (一般的なごっこ遊びは、もっと
 イメ−ジややりとりが豊かにならないと難しいと
 思うので、それができるようになる手前の力を
 育てていく取り組みのひとつ)

リズム運動   (体育として取り組んでいる)    
全体を通して 自分の中に、ことばのイメージがもてるように
なってくる

◎ことばが大きなキーワードとなる。
 ことばを生きたものにするために、
 イメージを豊かにしていく
 たくさんの表現方法を知る
◎ことば(話すことだけでなく)を拡げる
◎全体を通したやりとりが楽しめる
                            
       さくらんぼ     みかん     れもん        目次